“その日の魅力”を引き出せるカメラマンになりたい【カメラマン上田栞】

「美学生図鑑って、一体どんな人たちが作っているの?」という疑問に迫る、シリーズ『美学生図鑑の中の人』。第12弾は関東でカメラマンとして活動している上田栞。

普段は慶應義塾大学大学院で情報工学を専攻。2020年は『ミス慶應コンテスト特集』、2021年は『ミス青山コンテスト特集』の撮影を担当し、柔らかな雰囲気でモデルさんの表情を捉えた写真が編集部内でも好評のカメラマンです。

今回は、最近美学生図鑑に入ったばかりの研修カメラマン、工藤高仁(順天堂大学3年)がインタビュアーになり、彼女の写真観に迫ります!

“ただの道”が写真スポットになる

―まず、上田さんがカメラを始めたきっかけを教えてください。
私は大学生になってから始めたんですけど、仲の良かった友達がカメラが好きで自分もやってみようかなと思ったことと、昔のスマホのカメラってあまり夜景が綺麗に撮れなかったから、それが嫌でちゃんとしたカメラで撮りたいなと思ったことがきっかけですね。

―風景を撮りたいと思ったのが最初のきっかけだったんですね!そこからポートレート(人物写真)を撮り始めたのはどうしてですか?
所属している慶應義塾大学のカメラサークルでポートレートを撮る会があって、それに参加してみたらすごく楽しかったんです。

それまでは、THE・写真スポットみたいな所に行って、インスタグラムに載っているような綺麗な風景を撮って喜んでいたんです。ただ風景写真の素人としては、同じ場所でバリエーションを増やしていくのが難しくて……。

それに比べてポートレートは、同じ場所で同じ時に撮ってもポーズや光で色々なバリエーションの写真を撮ることができて飽きないのが魅力ですね。

―美学生図鑑のカメラマンには何故、応募しようと思ったんですか?
今はもう卒業されてるんですけど、過去に美学生図鑑のカメラマンとして活動していた小川遼さん(@ryography_713)の写真が好きでインスタグラムをフォローしていたんです。それで、小川さんのスタッフインタビューの記事を見て美学生図鑑の存在を知って面白そうだなと思って、まだポートレート歴は浅かったんですけど応募してみました。

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それまでは友達に被写体をお願いして写真を撮っていたんですけど、美学生図鑑に入ればもっとたくさんの人を撮れることができるなと思ったし、魅力的な先輩カメラマンもたくさんいるので自分も成長できるんじゃないかという期待感を持っていました。

―実際に入ってみてどう感じましたか?

友達を撮るときは気心が知れているし、時間をたっぷり使って好きなだけ撮れるじゃないですか?でも、美学生図鑑では1時間半〜2時間くらいという限られた時間の中で撮影するんです。サイトに掲載される約10枚の写真の中に色々なバリエーションを作らないといけないっていうのも友達を撮るときとは全然違うなと感じました。

撮影する場所もいわゆる写真スポットというよりは街中とか本当に日常的な風景の中で撮るので、どうモデルさんを魅力的に見せていくかは難しかったです。撮影を積み重ねるうちに、“ただの道でも写真スポットになるんだ”というのは考え方が変わった部分ですね。

魅力を引き出す秘訣は「光」と「色」を意識すること

―撮影するときに心がけていることはありますか?
モデルさんを魅力的に見せることのできる「光」というのを一番意識しています。具体的には肌、瞳、髪に当たる光を意識して、肌写りに関しては「レタッチ(加工)したら綺麗になる」ではなく、写真に写した時から綺麗な写りとなるよう心がけています。

そのために、順光や逆光といった光の向きだけでなく、周りにある物の色や材質、背景に対するモデルさんの相対的な明るさなどにも気を配っているんです。

井上奈欧美さん(2021年10月掲載)
三好百花さん(2021年3月掲載)
山崎江莉さん(2021年7月掲載)

どう撮れば綺麗になるかは、経験を積むうちにシャッターを切らずとも分かるようになってきました。分かりにくいときは様々な角度から撮って試しています。

―なるほど、「光」を意識することでモデルさんをより魅力的に写すことができるんですね。
美学生図鑑に入りたての頃は「モデルさんの魅力を全部引き出すぞ!」と意気込んで撮っていたんですけど、1日だけで全部の魅力を引き出すというのはおこがましいし、中には浴衣特集のような季節の特集で再登場してもらうモデルさんもいるので、1回目で全部引き出してしまったら再登場の意味が無くなってしまうと思うんです。

なので今は、モデルさんの全部の魅力というよりは服装であったりメイクであったり“その日のモデルさんの魅力”を最大限に引き出すことを心がけています。

そのために、撮影の前に当日の服装を聞いてイメージしたり、撮影の前のインタビュー取材にも同席して表情や仕草を観察して、素敵に見える角度やふとした表情を探すこともしています。その場で臨機応変にというのは苦手なので、ロケハン(撮影の下見)含め事前準備はしっかりする方ですね。

―勉強になります。今までで特に印象に残っている撮影はありますか?
今まで44人のモデルさんを撮影したんですが、昨年の『ミス青山コンテスト特集』吉國唯さんの写真は自分でも満足したし、他のスタッフからの評判も良くて印象に残っています。

すごく良い笑顔が撮れたなっていうのと、服の雰囲気と撮った場所の雰囲気が合っていて、自分が目標としている「その日のベストを引き出す」というものが達成できた気がしています。

ニッチな話にはなってしまうんですけど、ミスコン特集の時期はちょうど色彩学を学んでいた頃で、「色」を意識していたんです。

配色の理論で「コンプレックスハーモニー」という、黄色に近い色の明度を低く・青紫に近い色の明度を高くする配色があって、この日に吉國さんが着てきてくださった茶色いトップスとピンクのパンツがまさにその配色だったんですよ。たまたま見つけた青い壁との組み合わせがお菓子のパッケージのようで、公園でのナチュラルな写真が並ぶ中で変化を付けられたと感じ、お気に入りです。

この写真もすごく良い笑顔が撮れたなと思っています。撮影に来てくださるモデルさんは綺麗めな雰囲気の服装の方が多いので、公園のようなカジュアルな雰囲気の中で撮影できたのは新鮮でした。

美学生図鑑は技術を見て学べる場所

―成長したいと思って美学生図鑑に入った上田さんですが、今はどんな目標を持って活動していますか?
最終目標はあまり決めていない、というか写真の探究に終わりはないかなと思っているので、これからも周りの人の良い写真を見てどんどん取り入れていけたらいいなと思っています。

美学生図鑑に入る前と今とでは、写真を見るときの観点がかなり増えたかなと思います。光や構図、ポーズ、表情など色々な要素に気を配ることが出来るようになったことは成長ポイントですね。これからも写真を見る目を養っていけたらいいなと思っています。

―美学生図鑑という組織で活動する魅力は何だと思いますか?
美学生図鑑に所属してるカメラマンの先輩方は、本当に色々な強みを持っていて、研修ではたくさんの先輩の撮影に同行して、見て、真似してきました。

例えば、貴一さんはモデルさんを美しく見せる髪の流れなど細かい部分まで目を配るのがすごいなと思うし、坂井さんは色々な角度からモデルさんを切り取るのが上手い。

他にもポーズのバリエーションが豊富なカメラマンや、モデルさんとの距離の詰め方が上手いカメラマン、構図が綺麗なカメラマンなど参考になるカメラマンがたくさんいます。それぞれ異なる強みがある素敵なカメラマンの方々から多面的に学ぶ機会があるというのは、美学生図鑑の良いところだなと思っています。

―美学生図鑑のカメラマンに応募しようか迷っている人へメッセージをお願いします!

美学生図鑑では撮影の研修も定期的に開催されていて、他のカメラマンの撮影スタイルを見て学ぶことができます。ポートレートを極めたい、カメラマンとして成長したいと思っている人には絶好の場かなと思うので、是非応募してきてください!

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