「美学生図鑑って、一体どんな人たちが作っているの?」という疑問に迫る、シリーズ『美学生図鑑の中の人』。第13弾は関東でインタビュアーとして活動している濱田千秋(國學院大學3年生)。
もともとコミュニケーション能力が低かったという彼女が美学生図鑑のインタビュアーを始めた理由とは?インタビュアーの活動の魅力や、幅広い活動から得られた気づきなどを語ってくれました!(取材:山本理々香)
深夜テンションで「えいっ!」って応募しました(笑)
―美学生図鑑のスタッフになってどのくらい経ちましたか?
大学1年生の12月に入ったので、1年半くらいですね。
―何故、美学生図鑑のスタッフに応募しようと思ったんですか?
交友関係を広げたかったからです。今の大学3年生は入学と同時にコロナが流行ってしまったと思うんですけど、そのせいで大学での交友関係が広がらなかったんです。だから、美学生図鑑がいいきっかけになればと思って応募しました。
あとは単純に可愛い子にいっぱい会えるからですね(笑)美学生図鑑を知るきっかけになったのも、小さい頃からAKB48や乃木坂46みたいな可愛い系のアイドルが好きで、その延長線で大学のミスコンテストもチェックしていたからなんです。
―大学はずっとオンラインでしたもんね。実際に入って初めてのインタビューは上手くいきましたか?
私はもともとコミュニケーション能力が低い方で、自信も無かったので最初のインタビューは本当に難しかったです。初インタビューは当時上智大学4年生で現在はテレビ東京アナウンサーの冨田有紀さんだったんですけど、コロナの影響もあってZoomでのインタビューだったので、編集長や先輩にサポートしてもらいながら取材しました。
最初は私一人でモデルさんに質問していくんですけど、聞き足りない部分が出てきてしまってそれを編集長や先輩が追加で聞いてくれました。「私ってまだまだ力不足だな」って少し凹みながらも有り難く話を聞いていました(笑)
―今、お話をしていてもコミュニケーションが苦手な雰囲気は全く感じないです!
やっぱり初めて会う人に対しては緊張してしまいますね。美学生図鑑のモデルさんは基本的に全員が初対面なので、慣れるまではすごく緊張していました。
実は、こんな私がインタビュアーに応募したのは、深夜テンションだったからなんです(笑)確か夜中の2、3時くらいに「まぁ、ダメだったら落ちるでしょ」くらいの気持ちで「えいっ!」って応募しました(笑)今思えばあの時、深夜テンションでも応募して良かったなって思います。
―時には勢いも大事ですよね!先輩のサポート無しで一人でインタビューをし始めた時のことは覚えていますか?
1年生の3月に初めて一人でインタビューに行ったんですけど、それも結構大変でしたね。モデルの吉國唯さん(青山学院大学)はアナウンサー志望だったんです。なので、過去に美学生図鑑に登場したアナウンサー志望のモデルさんの記事を片っ端から読み漁ったりしてどんな質問をするか考えました。
その時は自分がまだ1年生でモデルさんの方が年上だったので、どこまで聞いていいのかがまだ掴めてなかったですね。最初は上手くコミュニケーションを取るのが難しかったんですけど、同行していたカメラマンさんがたくさんモデルさんと会話してくれたので、それに助けてもらいながら頑張りました。
―聞いた内容を文章にまとめるのも難しいですよね。
難しかったです。「時系列をもっと意識したほうがいいよ。」とアドバイスをもらいました。例えばアナウンサー志望の方だったら、いつからアナウンサーを目指しているのか、今はどんなことを勉強しているのか、将来どんなアナウンサーになりたいかみたいに順を追って聞く感じです。これは今でも意識しています。
インタビュー中はつい話が盛り上がって聞きたい内容から脱線してしまうこともあるので、モデルさんの話をしっかり最後まで聞きつつ、「ちょっと話戻るんですけど……」みたいな感じで軌道修正してます(笑)
「美学生図鑑に出て良かった」と思ってもらえるような記事を目指しています
―インタビュアーの活動に慣れてきたのはいつ頃ですか?
去年の夏にミス青山コンテストの特集を担当した時くらいですね。そこでかなり鍛えられました。その時には先ほど名前が挙がった吉國唯さんなど、2回目に会うモデルさんもいたのでリラックスして取材できました。
―インタビューの前はどれくらい準備してるんですか?
今は前日からの準備でも大丈夫になったんですけど、最初の頃は担当が決まったその日からモデルさんのSNSとかを見て情報収集してましたね。ミスコン特集の時はお披露目から追って準備してました。
モデルさんには事前にプロフィールや学生生活に関する事前アンケートに答えてもらっていて、その回答も参考にしながら本人のSNSをチェックしています。面白くて聞いてみたいトピックがたくさんある場合は、モデルさん本人に何を記事にしてほしいか聞くこともありますね。
―インタビューするときに意識していることはありますか?
まずはモデルさんと目を合わせることですね。私はインタビューするときにノートにメモを取る派なんですけど、今ではノートを見なくても文字が書けるようになりました(笑)
あと、モデルさんによっては一つの質問にたくさん答えてくれる方もいるんですよ。そういうときはモデルさんの話を遮らず最後まで聞いて、気になることがあったらメモして後で深く聞くようにしています。慣れてくるとどこを深掘りするといいかがなんとなく分かってきましたね。
―どんな感じで深掘りするんですか?
例えば部活の話だとして、モデルさんが「この前、大会があってそれに向けてたくさん練習して、結果は○○でした!」と話してくれた時には、練習時間は週何日、何時間くらいしていたのかとか、辛いことを乗り越えられた秘訣は何だったのかとかを聞くようにしています。そうすることで説得力が増すと思うんです。結果だけでなく具体的なエピソードや動機を聞くことでモデルさんのことをよく知ることができると思っています。
―インタビューしながら色々なことを考えているんですね。その内容を記事にまとめるときに意識していることはありますか?
モデルさんが主役の記事なので、モデルさんに「美学生図鑑に出て良かった」と思ってもらえるような記事を書くことを心掛けています!
それと、モデルさんの雰囲気やテンションが伝わるように書くことですね。インタビューの時は録音をさせてもらってるんですけど、例えばモデルさんが笑いながら話していたら文章に「(笑)」を入れたりします。私がこれまで担当してきたモデルさんはみんな明るい方が多かったのでその雰囲気が文章から伝わるといいなと思いながら書いていました。
―逆にあまりしゃべらないモデルさんとかはいなかったんですか?
初めは物静かなモデルさんもいたんですけど、それはただ緊張していただけで、後半は明るく話してくれました!話が脱線してもいいのでモデルさんと普通のおしゃべりをするように話をすることが緊張を和らげる方法ですかね。
―インタビュアーをやっていてやりがいを感じる瞬間はありますか?
取材を通してモデルさんの成長を感じられる時ですね。それこそ吉國唯さんは初めてインタビューした時に「アナウンサーになりたい」と話していたんですけど、その後、ミス青山コンテストで準グランプリを受賞されて、3回目の登場となる今年の浴衣特集のインタビューでは「アナウンサー事務所に所属しました!」と話してくれたんです。モデルさんが少しずつ夢に近づく過程を直に感じられるのは嬉しいですね!
―素敵な話ですね!インタビュアーの活動を通して濱田さん自身が変化したことはありますか?
人と話すことにあまり緊張しなくなりました!コミュ力が上がったとまでは言えないんですけど、緊張しなくなったことは実感してます。大学で初対面の子と話してる時に「インタビューされてるみたい。」と言われたこともあります(笑)
モデルさんとの信頼関係を大切にしたい
―インタビュー以外にも取り組んでいる活動があると聞きました。
美学生図鑑の公式ブログでさまざまなレジャー施設や店舗を取材する企画があって、その取材交渉を任せてもらっています。
去年の夏にグランピング施設を取材したんですけど、あの時は本当に大変でした。色々なキャンプ場に電話やメールをしたんですけど、断られることが多くて……取材先が決まらないっていうのがかなり大変でしたね。取材交渉だけでなく、連れていくモデルさんの候補をリストアップしたり、当日のタイムスケジュールなどを決めるのも私の役割でした。取材当日は朝の7時半に集合してカメラマンさんが運転してくれる車に乗りながらスケジュールを確認してましたね。意外と心配性な節があるのでその日は一日中気を張っていたのを覚えています。
でも、そのぶん記事が公開された時は解放感と達成感が大きかったです。記事の最後に「取材:濱田千秋」って名前が載ってるんですけど、それを見た時は嬉しかったですね。
―学生にとっては大きな仕事ですもんね。取材はトラブル無く進んだんですか?
実は、撮影前日の夜に1人のモデルさんからやむを得ない事情で不参加の連絡が来たんです……。4人のモデルさんを連れていく予定が1人足りなくなってしまって、急遽、編集長がインスタグラムのストーリーズで呼びかけたら、日付が変わるちょっと前に参加してくれるモデルさんが現れたんです!「こんなに急な呼びかけでも来てくれる人がいるんだ!」と感動したのを覚えています(笑)これは日頃からモデルさんとの信頼関係を築いてきたおかげでもあると思うんですよね。
―まさに救世主ですね!モデルさんとの関係性が本当に重要だと感じます。
非常時でも協力してくれるモデルさんがいることに感謝しつつ、良好な関係を築いていけるように普段から心がけています。美学生図鑑にたくさんのスタッフがいるけれど、モデルさんが関わるのって担当のカメラマンやインタビュアーくらいじゃないですか。そうなってくると、自分自身の言動がモデルさんから見た美学生図鑑のイメージになるので、悪い印象を与えないように気を付けています。
―美学生図鑑の名前を背負う気持ちで活動しているんですね。これまで活動してきて、美学生図鑑の良さは何だと思いますか?
とにかく楽しいところです!美学生図鑑のスタッフは社会人と学生が半々くらいなんですけど、本当にいい人ばかりで仲が良いんです。自由な雰囲気で楽しく活動できてます。
あとは、さっきも話したんですけどモデルさんが成長していく過程を見届けられるところが大きな魅力ですね。再登場してもらうたびにちょっとずつ夢に近づいているのを感じられるのがいいところだと思います!
―最後に、美学生図鑑のスタッフに興味がある人へ一言お願いします!
美学生図鑑に入ってから今まで、「入らなきゃよかった」と思ったことは一度もないです!目的だった交友関係も広げることができたし、なにより美学生図鑑のスタッフと一緒にいるととても楽しいんです。怖がらずに勇気をもって応募してもらえたら嬉しいです。私みたいに勇気がなくても深夜テンションで「えいっ!」って送ってもらうのでも大丈夫です(笑)重く考える必要はまったくないので、興味があれば気軽に応募してみてほしいですね。
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